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シニアカーとはどんな乗り物?免許など必要?歩道や施設で利用可能かも解説します

シニアカーってなに?外出が楽しくなる電動カートです

シニアカーとは何かご存知でしょうか。最近耳にしたり、街なかで見かけることが多くなってきております。これからますます高齢化が進む日本にとって、高齢者の生き方や生きがいづくりが重要となってきます。そのような状況においてシニアカーは、歩行が困難になった方や体力的に長い時間歩けなくなった高齢者をサポートする乗り物として活躍が期待されています。

この記事では、シニアカーの特徴や免許の有無、利用方法などを解説いたします。この記事を読めばシニアカーがどういった乗り物で、どのように利用できるのかが理解できるようになっています。

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1 .シニアカーの特徴とは?安全性が高い形状や機能

シニアカーの特徴とは?安全性が高い形状や機能
 

シニアカーとは、電動車椅子の一種で、ハンドルで方向を操作することができる電動車椅子と定義されています。このハンドル形電動車椅子が、シニアカーと呼ばれ、電動カートやハンドル型電動車いすとも呼ばれています。最近は需要の高まりから各社メーカーが様々なシニアカーを発売しており、それぞれの車体デザインは違いますが基本的な仕様はほぼ同一となっています。

シニアカーの形状

シニアカーの見た目はバイクや原動機付自転車に似たハンドル付きの3輪または4輪の乗り物です。高齢者の利用が多い乗り物なので、しっかりとした座席で安定感があり、荷物を入れられるカゴや杖を収納できるスペースなどメーカーによって備わっている装備が異なります。

シニアカーの機能

シニアカーは、主に高齢者を対象とした乗り物であるため、操作が不安な高齢者が安心して走行できるように、安全性の高い機能が備わっています。速度も制限できるような仕組みになっていたり、ブレーキ操作や前進、後進も簡単にスムーズに操作ができます。

動力はバッテリー

ガソリンは必要ありません。シニアカーはバッテリーを搭載して電気で動く乗り物です。メーカーによって違いはありますが、満充電で約10〜30kmまで走行可能です。電気を使用しておりますが、多少の雨や水たまりであれば走行は問題ありません。ただし充電時は漏電の危険性があるため、雨が当たらない場所で行いましょう

2.シニアカーには免許は必要?誰でも乗れる?

シニアカーには免許は必要?誰でも乗れる?
 

シニアカーはその形状や電動で動くことから電気自動車扱いと間違われますが、運転免許は不要な乗り物です。したがってすぐに利用することができます。

歩行者扱いだから誰でも乗れる!

シニアカーは道路交通法上では歩行者として扱われます。したがって運転免許は不要です。そのため走行上のルールも歩行者と同じとなり基本的には歩道を走行します。歩道がない場合は、車道の右側の路側帯を走らなければなりません。
安全性が高く、操作が簡単とはいえ、歩行者や自転車などと一緒に走行をしなければならないため、誰もいない安全な場所で練習をしてから、公道を走行したほうが良いでしょう。

歩くスピードとほぼ同じ!

シニアカーの最高速度は時速6km/hと道路交通法上で定められています。この6km/hという速度は、およそ成人の早歩きぐらいのスピードですが、車種によってはスピード制限機能が付いていたり、速さを設定できる車種もありますので、不安な方は速度を設定できる機能がついている車種を選ぶことも可能です。
また、でこぼこ道や砂利道での走行、歩行時は特につらい坂道もシニアカーであれば安心して登ることが可能です。しかしどの程度までの坂道が走行可能なのか、メーカーによって変わってきますので事前に確認が必要です。

免許返納後の移動手段として活躍!

家族の方に車を運転しないでほしいと言われた、あるいはご両親の車の運転に不安があるなど、車の運転免許の返納を考えている方に、新たな移動手段としてシニアカーがおすすめです。
車がなくても自分で好きなところに出かけられ、お友達やご家族とも一緒に行動ができるようになります。また誰かにお願いして送迎してもらうこともなくなるため、他の人に気を使うこともなくなります。

3 .シニアカーに乗って電車やバス、施設に入れるのか?

シニアカーに乗って電車やバス、施設に入れるのか?
 

シニアカーは歩行者扱いとなりますが、公共交通機関や建物内で利用するためには条件があったり、利用ができない場合があります。最近では認知もされてきていますので、利用範囲が拡大しており、施設内でシニアカーの貸し出しを行っている場所もあります。もし車内や建物内などで利用したい場合は、事前に確認をしてから走行するようにしましょう。

電車・バスの場合

電車に関しては、国土交通省の基準に沿ってシニアカーのまま乗車することができます。新幹線や鉄道会社によって、寸法などの条件が異なりますので、事前に確認が必要なので注意しましょう。
一方バスは、車内で安全に移動・固定することが難しく、安全を確保できないことから乗車不可のバス会社が多く、まだまだ乗車が可能なバスは少ない状況です。

施設内や店内の場合

施設内やスーパーなどの店内では、各施設によって対応が変わってくるので、走行前に事前の確認が必要です。しかし、近年ではシニアカーの需要の高まりから、テーマパークやアウトレットモール、スーパー内でもシニアカーの貸し出しを行っている施設も増えてきています。

4 .レンタルか購入か?シニアカーの費用とは?

レンタルか購入か?シニアカーの費用とは?
 

シニアカーを利用する場合、レンタルと購入から選ぶことができます。現在では自動車メーカーを始め、多くの国内メーカーよりシニアカーが発売されており、メーカーによってレンタルが出来たり、中古車を販売をしていたりと、利用目的や予算によって様々な選択肢があります。ただし粗悪な海外製のものも販売されている場合があるので購入の際にには注意が必要です。

レンタルの場合

シニアカーをレンタルする場合は、数日間〜の短期間で利用することが可能です。試乗を兼ねてどんな乗り心地なのか試してみたい人などは、購入するより安く利用することができます。またシニアカーは福祉用具貸与となるため介護保険サービスを利用してレンタルすることも可能です。その場合は、レンタル料金の1〜2割負担で済むので月額数千円で利用できます。

購入の場合

長期的にシニアカーを利用するのであれば購入がおすすめです。シニアカーの値段はメーカーや車種によって変わり、各種とも数十万円〜かかってしまいます。安全性や乗り心地など、十分に検討したうえで購入しましょう。最近はシニアカーの中古車なども発売されておりますので、新しいシニアカーより比較的購入しやすくなっております。

まとめ:シニアカーなら安心してお出かけできる!

高齢の方や歩行が困難な方が、体力面や不自由さのために外出を控えてしまう場合があります。その問題を解消するのがシニアカーです。自分の意志で好きなように行動できるので外出が楽しくなり、家族や友達とも一緒に行動が可能になります。

今後は着実にシニアカー利用者が増えていき、施設内や公共交通機関など利用範囲の拡大が予想されます。シニアカーを初めて利用する方は、まずはどのような乗り物なのか試乗してみてはいかがでしょうか。

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