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動画の「編集のみ」を外部に依頼するには?流れやコストを徹底比較!

動画の編集を依頼するコラムのアイキャッチ画像

動画制作の工程は、分解してみると「撮影(またはアニメーション用のイラスト作成など)」と「編集」の二つに大きく分けられます。

撮影に関して言えば、現在はデジカメやビデオカメラ、さらにはスマホでも、映像が容易に撮れる時代になりました。また、既存のフリー素材も気軽に利用できるほか、有料のストックフォトサイトでも多くの映像が販売されています。

しかし、編集とは完成された動画の出来栄えを左右する重要な工程であり、ある程度の経験と技術力が求められる作業です。確かに最近では編集ツールやアプリなどが次々にリリースされ、誰でも気軽に動画編集ができる時代になりました。

しかし、
企画や撮影は自社でもできるが、編集は専用のツールや専門的な技術が必要になるため難しい
編集は一応できるものの、クオリティが今イチで完成までに時間もかかってしまう
といったお悩みをお持ちの企業様も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、動画の編集のみを外部の制作会社に依頼した場合のメリットや、スケジュール感などについてわかりやすく解説いたします。

自社で全てを行わず、編集の部分だけを外部に発注すれば、その時間を他の業務にあてられます。費用対効果を考えた場合、制作スピードやクオリティといった面を含め、編集の工程を外部に依頼するメリットは大きいと言えるでしょう。

動画の編集でお困りの企業様は、ぜひ本記事を参考に、専門の制作会社に依頼することを検討してみてはいかがでしょうか。


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1.「動画編集のみを依頼したい」シーンとそれぞれのメリットとは?

動画・映像のジャンル別のスケジュールの一例の図
「動画・映像の納品までの制作スケジュールや進め方」資料より

1本の動画を仕上げるまでには、台本作成から撮影、編集と様々な工程が必要です。このうち、「編集のみ」を制作会社に依頼したい場合とは、どのようなシーンが考えられるでしょうか。

ここではシチュエーションごとのシーンや、動画編集を外部に依頼する際のメリットについてもご紹介します。

動画の編集のみが必要なシーンとは

アーカイブ配信用の編集がしたい
「ウェビナー」など自社で撮影した映像をアーカイブ配信用に再編集したい場合には、編集のみを依頼するのがおススメです。

タイジェスト版を作りたい
過去に撮影した複数の映像を繋げて、ダイジェスト版として作り替えたい場合も、元の映像を渡せばすぐに繋げてもらえます。

既存の静止画を使って動画を作りたい
手元に静止画の素材がある場合、制作会社にまとめて渡すことで、上手く編集してもらえます。

・以前作った動画を再編集したい
例えば「過去に作った動画を再利用して、新たにインバウンド用の動画を作りたい」といったケースです。こんな時も専門の制作会社に依頼すれば、新しい意図や目的に沿った動画に作り直してくれます。

・単純に編集だけを頼みたい
自社に撮影やシナリオの作成ができる社員がいて、単純にその素材や台本に沿った編集をしてほしい場合がこれにあたります。

動画の編集を外注するメリットとは

・制作費用を抑えられる
撮影やシナリオ作成の工程は自社で行うため、外注する分の制作費用を抑えられるのが魅力です。

納期が早められる
編集作業のみの依頼なので、企画からの全工程をお願いする場合に比べ、納品までにそれほど時間がかかりません。

高品質な動画が作れる
専門的な知識を持つプロの技術で編集してもらえるため、クオリティの高い動画に仕上がります。

・自社のリソースを確保できる
編集にかかる時間や人員など、自社のリソースを割かずに済むのも大きなメリットです。

2.動画編集のみを依頼した場合、納品までのスケジュールは?

動画編集風景のイメージ

動画制作の工程は、「企画」「シナリオ作成」「撮影」「編集」で構成されています。その中でも編集は最終の工程であり、動画の出来栄えを左右する重要な作業です。

では、動画の編集にはどのくらいの時間がかかるのでしょうか。実は試写まで含めると、動画編集には撮影よりも長い時間がかかります。一般的に、1本の動画を企画からシナリオ作成、そして撮影まで含めて制作しようとすると、1ヶ月から2ヶ月ぐらいの期間が必要です。

しかし、編集の工程だけを制作会社へ依頼すれば、制作期間は格段に短くて済みます。スタジオで行うMAを除けば、試写などを含めても1〜2週間ほどで仕上げられるでしょう。

例えば自社内で企画や撮影を行ったり、既存の素材を活用したりして、編集の前の段階まであらかじめきちんと準備します。そして編集作業のみを制作会社にお任せすることで、圧倒的にスケジュールを短くできるのです。

とは言え、その分自社で行わなければならない作業が増えてしまい、リソースが思うように割けなくなって、依頼までたどり着けない事態に陥る可能性も。そこはきちんとバランスを見て、企画や素材の準備まで自社で行うのか、全ての工程を制作会社にお願いするのかの判断を間違えないことが大切です。

3.動画編集のみであればコストは大幅にカットできる?

ライブ映像のイメージ

動画を作成する際、気になるのはやはり費用の問題でしょう。この費用は制作にかかわる人数や作業時間によって変わってきますので、作業人数が多かったり制作期間が長くかかったりすれば、それだけ費用が高くなります。

また、撮影も同時に依頼する場合は、ディレクターやカメラマン、アシスタントなど必要な人数が多くなり、人件費もより高額になります。

編集作業のみの場合は、もちろん規模にもよりますが、人数自体はそれほど必要ではありません。ですが動画の表現方法によっては作業時間が長くなり、その分費用が嵩んでしまうケースもあります。

ここでは動画の目的ごとに、編集のみを外部に依頼した場合の費用相場を紹介いたします。

ウェビナー動画

近年、企業のマーケティングにおいて重要な施策の一つとなっているのがウェブセミナー、いわゆる「ウェビナー」と呼ばれるネット上で行うセミナーです。

ウェビナーは自社所有のカメラとスライド資料などで展開されることが多く、パソコンさえあればある程度の下準備までは行えます。そこで企画や撮影までは自社で行い、編集のみ制作会社へ依頼するというパターンが一般的になっています。

動画編集のみにかかる費用としては、過度なアニメーションなどがなければ、5万〜15万円程度で済むため、リーズナブルな価格での制作が可能です。しかし「スピーカーが話している内容をテロップ表示したい」場合などは、文字起こしの料金が別途必要になるので注意しましょう。

YouTube動画

YouTubeチャンネルの一つのコンテンツとして動画を投稿したい時は、その編集のみを制作会社に依頼すると、1本あたり5,000円〜15万円の費用が必要です。

YouTubeへの投稿は1回だけで終わりではなく、多くの場合、定期的に新しい動画を投稿し続けていくと思います。その場合、動画の表現方法さえ固まれば、フォーマット化して編集作業を行うことで、編集費用を抑えられるケースもあります。

ただし編集のみではなく、投稿内容の企画や撮影なども依頼する場合は、合計費用が数十万以上となりますので、チャンネルを長期的に運用していく際には注意が必要です。

会社・店舗の紹介動画

会社や店舗を紹介する動画の場合は、ブランドイメージにもかかわってきますので、しっかりした知見や実績のある制作会社にお任せするのが良いでしょう。

撮影を自社で行っても良いのですが、やはりプロのカメラマンが撮影した映像と素人が撮影したものの間には、どうしても明確な違いがあります。できれば企画や撮影の段階から、制作会社にお願いすることをおススメします。

もちろん、自社では撮影を行わず、既存の素材やイラストアニメーションなどで表現する方法も可能です。その場合の費用は、おおよそ20万〜100万円以上となるでしょう。

SNS用ショート動画

YouTubeのショート動画やInstagramのストーリーズ、そしてTikTokなど、現在SNSの世界では縦型のショート動画が大きな盛り上がりを見せています。

動画の編集費用は尺によって変わりますが、ショート動画の尺は60秒以内が多いため、費用もそこまでかかりません。素材が用意されていれば、ショート動画の編集費用の相場は5,000円〜3万円程度です。

インバウンド向け動画

もともと日本国内向けに制作した動画を、インバウンド用に再編集することも可能です。この場合は、国内向けの映像はそのままで、テロップやナレーションを変えていく作業となります。

テロップやナレーションを差し替えるだけの編集作業であれば、相場は3万〜5万円で済みます。これに翻訳作業がプラスされたり、ナレーションもお願いしたりする場合は、追加の費用が発生しますので、事前に制作会社に相談してみましょう。

4.自社でやる・個人に頼む・制作会社に依頼する、正解はどれ?

動画編集のクオリティを表すイメージ写真

冒頭でも触れた通り、現在はスマホなどで簡単に映像編集ができるツールもあり、簡易的な編集であれば誰にでもできる時代です。しかしながら、星の数ほどの動画コンテンツが溢れる中で、視聴者に選んでもらえる動画、最後まで見てもらえる動画を創り上げるのは、容易なことではありません。

動画を見て、自社の商品やサービスを知ってもらいたい!
そして問い合わせや購入など、何らかの行動を起こしてもらいたい!

そういった場合には、やはりある程度の技術や経験のあるクリエイターにお願いするのが良いでしょう。

動画編集をお願いする相手としては、フリーランスなどの個人や自社内のスタッフ、そして制作会社が候補として挙げられます。ここでは、それぞれにどのような特徴があるのか見ていきます。

自社で編集をする場合

繰り返しになりますが、現在は無料の編集アプリなどもすぐに手に入り、誰でも気軽に動画編集ができるようになりました。そのため、自社内にも動画編集を行った経験がある人がいるかもしれません。

企画から撮影、編集まで自社内で完結できれば、費用もぐっと抑えられます。そこで「社内に経験者がいるなら、その人にお願いしては?」という話になるのですが、社員にはそれぞれ自分の業務もあるはずです。もともとの業務と並行して、さらに慣れない編集まで……となると、時間がかかってしまうことも。

また、趣味で多少編集アプリをいじってはいても、毎日のように動画編集に関わっているプロの技術やクオリティには程遠いことも多いので、自社で編集する際には注意が必要です。

制作会社に編集のみを依頼する場合

動画制作を専門に請け負っているプロフェッショナルな制作会社であれば、依頼主の様々な要望を的確に汲み取って、クオリティの高い動画に仕上げてくれるでしょう。また、納期も事前に決めたスケジュールに沿って進行していきます。

企画から撮影、編集まで一貫して依頼することもできますし、自社の撮影したデータや素材を制作会社に渡し、「こういう動画にしてほしい」という目的やイメージを伝えた上で、編集作業だけを依頼することも可能です。

このような「お任せ」の依頼ができる点、そしてクオリティを確保した仕上がりが期待できる点が、制作会社に頼む大きなメリットではありますが、その分どうしても費用は高くなってしまいます。

個人・フリーランスに依頼する場合

最近はフリーランスで動画制作を請け負っている人も増えてきていますので、個人でやっているクリエイターに頼むのも選択肢の一つだと言えるでしょう。

フリーランスに頼む一番のメリットは、やはりコスト面でかなりお得になる点です。個人の動画制作者の場合、制作会社に頼むより料金相場が低いのが特徴です。

また、個人で活動しているため、小回りが利くだけでなく、クリエイターと直接やり取りができ、スムーズな進行が期待できます。

このようにメリットもある反面、それぞれのクリエイター個人の技量や力量によって、仕上がりのクオリティの差が大きいのも事実です。依頼する前には必ず実績などを確認し、慎重に依頼するようにしましょう。

まとめ:動画のクオリティを左右する編集作業は、実績のある制作会社に依頼するのがおススメ

今回は動画の編集のみを外部に依頼する場合の、様々なシーンやメリット、そして相場やスケジュール感について解説してまいりました。

ここまで読んでいただければおわかりの通り、編集とは動画の仕上がりの良し悪しを決める、きわめて重要な工程です。

自社で撮影まではしたけれど、編集できる社員がいない
既存の素材があるので、編集だけをお願いしたい
このような場合は、ぜひプロの制作会社に相談・依頼してみましょう。

既に自社で撮影した映像や既存の映像素材を所有していたり、写真などを組み合わせてリーズナブルに動画を作ったりしたい場合には、編集作業のみを外部に頼むことも可能です。その場合はしっかりとした技術と実績を持つ、信頼のおける制作会社に依頼することをおススメします。

バドインターナショナルは、動画編集のみのご依頼も承っております。ウェビナー動画の編集や、他メディアからSNS用動画への変換、インバウンド用に再編集したいなど、様々なご要望に応じることが可能です。「こんなことがしたい!」「こんなことできるの?」など、どのようなお悩みにもご回答いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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