BUD International

WEBサイトはいつリニューアルすべきか?手順や注意点も解説!

WEBサイトリニューアル

コロナ禍でデジタル化が加速し、顧客との接点はますますWEBへとシフトしています。いわゆるBtoBマーケティングにおいても、認知度の向上や集客の強化を図る上で、WEBサイトの充実が欠かせません。この記事では、WEBサイトのリニューアルを検討している方に向けて、実施のタイミングや手順、注意点などを詳しく解説いたします。

1.WEBサイトのリニューアルが必要なタイミングは?

長期間リニューアルされていないWEBサイトには、ビジネス上のリスクや課題が潜んでいるケースも少なくありません。一般的に、企業サイトのリニューアルはどのようなタイミングで行われるのでしょうか。

時流に合わないデザインを改善したい場合

WEBサイトは企業の顔です。時流に合わないデザインのまま放置していると、企業や商品・サービスにも古いイメージを持たれ、ユーザーや顧客からの信用を失いかねません。

WEBデザインのトレンドはおおむね3~5年を目安に変化していきます。それ以前に作成されたサイトの場合、デザインだけではなく、ユーザビリティ、マーケティング戦略などの観点からも、すでに訴求力や実効性が落ちている可能性があります。積極的にWEBサイトのリニューアルを検討する時期に差し掛かっているといって良いでしょう。

モバイルデバイスに未対応の場合

スマートフォンが普及し、モバイルでのサイト閲覧が増えたことから、デバイスの種類に合わせて表示を最適化するレスポンシブの実装が急務となっています。Googleは、サイト評価の際にモバイルでの使いやすさを重視する「モバイルファーストインデックス」という仕組みを導入しています。スマートフォン用サイトがない場合や 、モバイルで見にくい仕様のサイトは、Googleの検索順位が落ちるリスクがあるので注意が必要です。

自社で更新作業が可能な体制を整えたい場合

ユーザーとの接点を作り、継続的な関係を築くには、WEBサイトの更新頻度を高める施策が有効です。外部の制作会社に更新作業を全て任せてしまうと、更新までの時間がかかるだけではなく、費用もかさみます。外注が原因で更新頻度が下がっている場合には、専門知識がなくても操作できるCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)などの導入により、社内でも更新作業ができる体制を整えると良いでしょう。

2.WEBサイトリニューアルの手順

 

WEBサイトのリニューアルでは、最初に明確な目的や計画を策定しておくことが成功の鍵となります。

重要な役割を果たす要件定義を作成

要件定義とは、リニューアルの目的やWEBサイトのターゲットなど、自社の要望や条件などを整理してまとめたものです。関係者間で互いの認識を一致させ、プロジェクトを方向づけるための大事な資料となります。一般に要件定義では、以下のような事項を定めます。

●目的 :集客やブランディング、採用の強化、見込み客が検討材料に使う情報の充実などが該当するほか、コンテンツの細かな修正・更新を自社で行えるようにするといった業務改善なども考えられます。
●ターゲット :WEBサイトで効果的な訴求をするため、サイトに訪問してほしい具体的な人物像である「ペルソナ」を設定します。
●予算 :WEBサイトの構成や運用方針などを明確化し、かけられる費用をあらかじめ決定しておきます。

制作会社の選定

制作会社を選ぶ段階で使用するのが、RFP(提案依頼書)や業者選定シートです。RFPとは、制作会社側からの提案を受けるべく、要件定義でまとめた事項などを明文化したものです。業者選定シートは、共通の評価項目を定め、複数の制作会社から1社を選定するための比較検討に用います。

選定の際は、システムやデザイン、SEOといったその制作会社の強みが自社のリニューアルプロジェクトに合致するか、同業他社の実績はあるかなどを基準にすると良いでしょう。

具体的には、自社の最優先課題を解決できそうな複数の制作会社に声を掛けて比較検討したり、「ここであれば安心して任せられる」と思う人物や制作会社に直接依頼したりなどの流れが考えられます。

WEBサイトの制作

依頼する制作会社が決定したら、いよいよサイト制作に移ります。

1.最初に、サイト全体の構成をまとめた一覧表であるサイトマップを作成します。ユーザーもしくは検索エンジンがサイトの構造やコンテンツの内容を把握しやすいように整理して伝える役割があります。

2.次に、WEBページのレイアウトを定めるワイヤーフレームを作成します。WEBサイトの完成イメージを視覚化し、関係者間での共有や議論を促すことが目的です。

3.レイアウトが決まったら、文章作成で使用するパンフレットや社内文書などの資料、画像などを収集しながら、新規コンテンツの制作や既存コンテンツの改善を行っていきましょう。

4.WEBサイトのデザインを進めていきます。デザインが確定したら、コンテンツがWEB上で見られるようにするコーディングを行います。

3.WEBサイトリニューアル時の注意点

WEBサイトのリニューアルを円滑に進めるには、以下の点で注意が必要です。

リニューアルの目的を明確にしておこう

リニューアルに取り掛かる前に、あらかじめ狙いや目標、ゴールなどを要件定義で固めておきましょう。

注意したいのは、何のために行うのか不明確なままリニューアルを実施し、見た目などの表面的な変更に終始するケースです。リニューアルは、あくまで目的を達成するための手段に過ぎません。これまでのWEBサイトが抱える課題を洗い出すことなく、改善点や目指すゴールが曖昧な状態で行っても、より効果的なWEBサイトのリニューアルにはつながりません。

実行可能性も考慮しつつ、リニューアルで得たい効果やそのためにすべき事柄を明確にし、同じゴールを目指せるように関係者間で共有できるようにしておきましょう。

デザインばかりにこだわらない

WEBサイトのデザインは、ユーザーや顧客に与える印象を左右するだけではなく、ユーザビリティにも影響する重要な要素です。しかし、そればかりにとらわれては、集客の強化や業務改善といった本来リニューアルで期待される目的は達成できません。デザインのみを重視することなく、ビジネス的な成果を出せるかどうかといった視点を持つことも大切です。

ドメイン・サーバーについて事前に確認する

WEBサイトのリニューアル前に、ドメイン・サーバーの所有権と管理方法、URL(ドメイン)の使用可否を必ず確認しておきましょう。

特にSEOの観点からデメリットが多いと言われるのは、URL(ドメイン)の変更です。ドメインの所有権を持った制作会社から別の制作会社へ発注先を変えると、ドメインの移管もしくは変更が必要になります。サーバーも同様です。

移管も変更も時間と手間がかかる作業です。可能な限り変更せずに済むようドメインやサーバーは自社で所有権を保有し、管理することをおすすめします。

4.リニューアル後に必ず行いたいことは?

 

WEBサイトから得る効果を最大限に引き出すには、リニューアル後も改善を続けることが大切です。

中・長期的な運用を前提に効果検証を継続する

リニューアルから1~2カ月経過したら、アクセス数や問い合わせなどの数値を分析し、当初の目的・目標が達成できているか検証してみましょう。改善が必要な場合は、新規コンテンツの追加や導線の変更などを行うのも一つの方法です。

長期的な視野に立って施策を着実に積み上げ、自社が望む成果を結実させていきましょう。

まとめ:全体最適を目指してWEBサイトのリニューアルを行おう

ここまでご説明してきたとおり、WEBサイトのリニューアルでは、事前準備から公開に至るまで様々な工程があります。大変な作業ではありますが、その場しのぎにすぎない部分最適ではなく、全体最適を目指してWEBサイトをリニューアルすることで、自社のビジネス的な成果につながる効果がもたらされるはずです。

お問い合わせ

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

CAPTCHA


キャラクリエ