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展示会で動画が必要な理由はこれ!来場者を魅了する動画制作のコツも紹介

全国で様々な業界・業種の展示会が数多く開催されています。自社の商品やサービスを発表する場として、認知を拡大させたり、新たな顧客獲得の場であったり、ブランディングを行ったりなど、様々な目的のもと、展示会に出展している企業が多いかと思います。

展示会では、数多くの企業のブースが連立し、企業は他社に負けじとあらゆる手段を用いて自社製品をアピールし、来場者をブースに呼び込みます。

そのアピールするための一つの手段として、動画の活用が進んでおります。今や動画を流していないブースは居ないというほど広く活用されていますが、そのため差別化がかなり難しくなってきているのが現状です。

「どうしたら来場者に足を止めてもらえるような動画が作れるのか」
「同じような業種があつまっているので同じような動画になってしまうのではいか」
と不安や悩みを抱えている方がいらっしゃると思います。

本記事では、そもそも、なぜ動画が展示会で有効に働くのかを紐解いていきます。さらに来場者に足を止めてもらい、ブースに訪れてもらうための動画の作り方のコツも解説いたします。

展示会動画をうまく活用すれば、リード獲得に寄与するだけではなく、ブースでの営業の効率も向上するので、ぜひ記事を参考にして展示会動画を取り入れてみてください。

動画制作の料金プランのバナー

1.展示会で動画を活用する必要性とは?展示会動画のメリットと特徴

展示会のナレーターのイメージ

展示会に出展するためには膨大な時間と費用を要します。企業側としては一人でも多くブースに訪れてもらい、商品やサービスを知ってもらい使ってもらいたいと思っています。

そのためには、ブースに施すデザインやチラシやノベルティを配布したり、動画を見てもらったりして、あらゆる接点や媒体を使わなければなりません。

その中で「動画」にはどういう役割があり、どのような特徴やメリットがあるのでしょうか。
展示会で動画が必要であることを5つの観点から説明いたします。

来場者の目にとまりやすい

多くの出展者、来場者の中で、まずは自社ブースに興味をもってもらい、足をとめてもらうことが必要です。

映像の動きと音声がある動画は、ポスターやバナーなどの静止しているものよりも注意を引きやすいことがメリットの一つと言えるでしょう。

動画で興味をもってもらえれば、その後の商談にもスムーズにつなげられる可能性も高まります。

コンテンツとして二次活用できる

展示会で使用するブースデザインはその展示会が終われば解体して無くなってしまいますが、動画コンテンツはSNSでの発信やWebサイトへの掲出、YouTubeなどの動画メディアでの投稿をしていくことで、新たな活用ができる特性があります。

またコロナ禍で広まった、インターネット上で行われるオンライン展示会でも活用できます。オンライン展示会は実物を目で見たり手に触れることができないため、動画の特性を活かして製品を分かりやすく紹介することが必要となります。

多くの情報を伝えられる

動画のメリットのひとつに情報量の多さがあります。動画は15秒で約150枚の静止画の情報量と言われています。静止画は限られた情報量しか伝えることができませんが、動画は網羅的に訴求でき、魅力を効率的に伝えることができます。

展示会は多くの来場者がブース前を行き交います。動画であれば、自社ブース前を通る、その数秒間に映像と音で商品や企業の特徴を伝えることが可能になるのです。

気軽に見てもらえる

来場者は「いい製品が無いか」「どこか協業できそうな企業はないか」など目的をもって展示会に来ます。

しかし、来場者の中には普段の生活と同様に、執拗に営業されることを嫌う方もいらっしゃいます。ブースの中に入ることをためらい、ブースの外から様子を伺ったりしています。

その時に展示会動画は有効に働きます。ブースの中には入らず、外からどんな様子なのかを観察している来場者に向けて、「こんな企業です」「こんな製品です」などアピールできます。YouTubeやテレビを見るようにストレスなく見てもらえるのも展示会動画の特徴です。

営業効率が上がる

数多くのリード獲得や商談数を積み上げていくためには、ブースに訪れる来場者の対応が非常に重要になります。しかし、限られたスタッフの中で、すべての来場者に対応するのは難しい場面が出てきてしまいます。

そのような場合は、イメージや概要など定型的な説明などは動画で先に見てもらい、その後にスタッフが商談に入るなどすると、来場者の製品や企業に対する理解ができているため、話がスムーズに進みます。

このように展示会動画を活用することで、営業効率があがるうえに、営業の標準化もはかれ、人員削減にもつながっていきます。

2.5種類の展示会動画を目的にあわせて使い分けよう

展示会の動画の種類のイメージ

それでは展示会動画にはどのような種類があるのでしょうか。ここでは主な5種類について紹介いたします。

出展する企業の目的にあった展示会動画の作成が必要です。他の目的で使う予定の動画を急遽展示会で使用したり、他メディアに活用することを見越して作成したりすると、展示会で伝えたかったことが伝えられない可能性が出てきます。

ブースが連立する展示会場において、動画は来場者の足を止めるためのアイキャッチとなるツールのひとつです。

5つの展示会動画の種類を参考に目的をもって作ることをおすすめします。

製品・サービス動画

展示会動画の中では一番多い種類がこの製品・サービス紹介動画です。

ブースに展示している製品がどのような機能がありどんな利用シーンやメリットがあるかなど、その製品に対しての理解を促す動画です。

動画である程度理解をしてもらえれば、商談時も時間をかけることなくスムーズに話が進みます。

製品の発表が間に合わなかったり、大きすぎてブースに設置できない場合、またはデジタルデータのサービス提供など無形商材は、動画のみで理解をさせなければいけないため、ひと工夫した製品・サービス動画が必要となります。

企業紹介動画

展示会では主に新しく開発した製品やサービスの紹介を目的とすることが多いため、先述した製品やサービスの紹介動画が多く見られます。

しかしながら、中小企業やベンチャー企業などは、自社がどのような事業やサービスを展開しているのか、信用できる会社なのかなど、来場者にまず理解してもらうための動画も必要となります。

また、企業紹介動画を一度制作してしまえば、再編集をすることで、採用活動や自社ホームページなどへの二次活用も可能になります。

展示会を通して、自社の認知拡大ブランディングが必要であれば、企業紹介動画を作っておきましょう。

デモンストレーション動画

展示ブースに設置されている製品やサービスは、来場者にとっては初めて見る製品・サービスがほとんどです。そのため、来場者はどんな製品やサービスなのか興味津々でブースを訪れる一方、初めてであるがゆえにどのように使うのか、どのようなデザインなのかなど気になっています。

そこで必要になるのが、デモンストレーション動画です。製品の実際の使用方法や操作方法、効果を映像で示す動画で、製品の性能や使い勝手を直感的に伝えることができる動画です。

デモンストレーション動画を見てもらうことで、商品やサービスの具体的な内容が来場者に伝わりやすくなり、商談時もスムーズに交渉できるようになります。

ティザー動画

ティザーとは、「焦らす」という意味があり、「ティザー広告」というような使われ方で、マーケティング手法としてよく使われます。

断片的な情報のみを視聴者に見せることで、焦らし、興味を引きつけることを意味します。

展示会でのティザー動画も同様な使われ方をします。商品やサービスのすべてを動画で表現するのではなく、来場者には一部だけ動画で見せることで、ブースに引き込ませるようにする手法です。

基本的には、通路側に設置されたモニターに映し出され、尺の短い動画となります。

来場者の興味をひきつけ、もっと知りたいと思ってもらえる動画でなければならないため、高い品質が求められます。

テスティモニアル動画

テスティモニアルとは、ある商品やサービスを利用した顧客や専門家からもらう推奨意見のことを言います。ティザーと同様、テスティモニアルも推奨広告などというようにマーケティングによく使われる手法です。

いわゆる、「お客様の声」「〇〇がおすすめする」と表現されるもので、第三者から推奨されることで、信頼感を獲得することができます。

CMや動画でも目にしたことがあると思いますが、展示会でもこのテスティモニアル動画は有用に働きます。

展示会ブース内の全てのモニターで流すと、なんの商品・サービスなのか、わからなくなってしまうため、ブース内の一つのモニターだけに、このテスティモニアル動画を流しておくことをおすすめします。

3.展示会動画は他の動画と何が違う?

展示会動画の特徴のイメージ

展示会で流す動画とその他の動画にはどのような違いがあるのでしょうか。

例えば、YouTubeのチャンネルに投稿するための動画があって、その動画を展示会用にもそのまま流用する場合、果たして来場者は足をとめてくれるでしょうか。

視聴者に見てもらえる動画というのは、それぞれの目的に応じて表現方法も変えたり、視聴者の視聴環境や視聴態度によっても作り変えています。

効果の高い展示会動画をつくるために、まずは展示会動画の特性を抑えておきましょう。

大きなモニターで見ることが多い

展示会動画はブースの大きさにもよりますが、比較的大きなモニターで映し出されることを想定しておいたほうが良いでしょう。

遠くからでも見えるように大きなモニターを使用しますが、これは他の動画ジャンルではあまり見られません。モニターが大きいからこそ動画の作り方も違ったりします。

例えば、YouTube動画などはパソコンやスマホでの視聴が多く、展示会で流すほどの画質でなくても問題ないと言えるでしょう。大きなモニターで流す場合は、映像が荒くならないように気をつけましょう。

DOOH(デジタル屋外広告)のような出会い

生活圏には、あらゆる屋外のデジタル広告があふれています。それらのDOOHは、生活者が広告を通り過ぎる、ほんの数秒間で目をひくような仕掛けを施しています。展示会で掲載されている動画もそんなDOOHと環境が近い媒体と言えます。

展示会場は賑やかで騒がしく、多くの人が行き交います。そんな街中と同じような環境で、自社ブースに興味をもってもらうためには、ブースの入り口に設置された動画で、来場者の興味を引き付けなければなりません。

街で偶然出会う広告のように、展示会場でも偶然の出会いを作れるような動画で来場者に自社製品などを訴求できるようにしましょう。

4.展示会動画の制作の3つのポイント

展示会のイメージ

展示会動画がどういった特徴があるのかは、ある程度ご理解いただけたかと思います。ここからは、どのように展示会動画を制作したら、来場者の興味をひく動画になるのかをご紹介します。

展示会場は大きく、賑やかで、他社の動画も流れているなど、様々な要因を踏まえなければなりません。その点を考慮して展示会動画の制作ポイントを抑えていきましょう。

尺は短くしよう!

前述したとおり、ブース前は来場者が多く行き交うため、自社ブース前を通り過ぎるほんの数秒の間に、来場者の興味をひくような動画が必要となります。

数分間の製品やサービスの動画を作っても、最初から最後まで足をとめて見てくれる来場者は稀です。

そのため、どのような製品やサービスなのかをポイントを絞って、15秒〜1分ぐらいにまとめた動画が良いでしょう。

表現を強めに!

賑やかな展示会場で、自社ブースに足を止めてもらうには、ブース前に設置されたモニターで流す動画にインパクトをつけることが重要です。

テロップの出し方も遠くからでも見えるようなデザインにしたり、CGアニメーションと実写の組み合わせで展開を作ったり、よりダイナミックで大胆な表現のほうが、来場者の目にとまる確率が高まります。

また、他社も同様に動画を活用していることを考えると、自社の強みなど差別化をはかって、他社では表現できない動画を流すのも効果的です。

音響効果のこだわり!

動画でインパクトを出す場合は、音で強調することも一つの手法となります。

ただし展示会場は、会場のBGMや各ブースのナレーターや音響、来場者やスタッフの声などで、非常に騒がしく、動画から流れる音は聞こえづらくなります。

そのため、テロップの表示はもちろん必要になってきますが、ブース前であれば、音はある程度聞こえますので、ナレーションやBGM・SEなどの音響もこだわって入れましょう。

5.気になる!展示会動画の費用相場は?

展示会の費用算出しているシーンのイメージ

最後に展示会動画を制作会社に依頼した場合の費用相場を確認してみましょう。

例えば、新しい製品やサービスを展示会でPRする場合であれば、動画を新規で作ることになりますので、撮影であったり、CGやアニメーションのためのイラストを作成したりと費用はそれなりにかかってしまいます。

とはいえ、尺も短いため、訴求させるポイントや表現内容によっては、費用を抑えた動画制作も可能です。

新規
実写撮影あり 実写撮影なし アニメーション
20〜50万円以上 10〜30万円以上 15〜100万円以上
再編集
5〜10万円以上

新規で作成する場合

展示会用の動画を新規で制作する場合は、大きく分けて実写動画かアニメーション動画となります。

さらに実写動画の場合は、撮影の有無によっても大きく金額は変動します。

実写動画で撮影ありの場合は、撮影日数やロケハンなどによって変わってきますが、おおよそ20〜50万円以上となるでしょう。いっぽう撮影がない場合は、既存素材を編集するのみなので、10〜30万円程度で済みます。

アニメーション動画の場合は、撮影を行わない代わりにイラストやCG作成、編集作業に時間がかかり、表現内容によって大幅に金額が変わってきます。おおよそ15〜100万円以上となるでしょう。

再編集を依頼する場合

過去に作成した動画を使って、展示会用動画への再編集を依頼することも可能です。

例えば、5分ぐらいの会社紹介動画を展示会用に30秒に再編集するなど、冗長な動画を短くインパクトがでる動画に作り直すという手法です。

そのため、編集のみの作業となり、新規で作成するよりは費用を大幅に抑えることができます。5〜10万円以上で制作可能です。

ただし、当初動画を作った会社から別の会社に再編集を依頼する場合は、動画の著作権の帰属に関しては注意しましょう。自社に著作権が帰属しているのであれば、問題ありませんが、動画を作った制作会社に著作権が帰属している場合は、権利侵害になる場合がありますので、必ず制作会社に確認しましょう。

まとめ:展示会動画は展示会の成功を左右する一つの施策。来場者の足をとめ、興味関心を高める動画を作ろう

世界を襲った新型コロナウイルスにより、展示会もオンラインでの開催が広がりました。現在では、リアルとオンラインで両方開催されている展示会もあります。

リアルとオンラインどちらにしても、今回の記事でお伝えした通り、動画の必要性や重要性は変わることはありません。

他の用途で作った動画と展示会動画の違いがどこにあるのか分からず、
「YouTubeチャンネルに投稿している動画をそのまま展示会で流していた」
そんな方も多かったのではないでしょうか。

また、ご覧いただいた通り、展示会動画は、視聴する環境や視聴者の視聴態度など、他の動画と全く異なっています。

展示会の出展を有意義なものにするためには、来場者が最初に目にすることが多いであろう動画にこだわってみてください。魅力のある動画であれば、来場者は足をとめて興味をもってもらえるはずです。

バドインターナショナルは、展示会動画をはじめとした、展示会におけるブースデザインからノベルティ制作、ポスターデザインなどを行っており、ご予算に応じてあらゆるクリエイティブのご提案が可能です。展示会場で自社ブースを魅力的に見せたい、来場者に自社製品・サービスを認知・理解させたいとお困りの方はぜひお問い合わせください。

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